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中学生活

Aの不登校は、中2から本格化しました。中1のときからしばしば休みがちでしたが、学校のクラブにも参加したこともあり、単なる疲れだろうと思っていました。

Aの学校はいわゆる進学校ではありませんが、生活全体を学校が管理する傾向が強く、クラブ活動にも学校の先生が深くかかわるだけでなく、卒業生や地元の公民館活動に携わる方などがクラブの指導にあたっていました。

クラブ活動はともかく、土日祝日返上で部活をすることはAには負担が大きいのではと心配していたのですが、Aの希望で運動部に入りました。これも今思うとAが周囲の希望を無意識に先取りして、していた行動ではないかと思うようになりました。

部活では平日は練習、土日は試合、正直これでいいのかと思いましたが、「土日の参加が必須です」と言われそのまま続けていました。

Aはもともとスポーツが苦手で、2年生になっても上達はせず、3年生になってからは試合に出してもらえることも少なくなりました。楽しんでやっていたことにも評価が混じってきたことで、Aは学校だけでなく部活の時にもプレッシャーを感じてきたように見えました。

行事も増え、そのたびに学校からは「OOOの日くらい学校に来られないか?」と連絡が入ります。発達障害の子どもは授業そのものよりも学校の行事に参加することに抵抗のある子が多いのですが、学校の先生は「行事なら参加できるのではないか?」と考えられたようでした。

クラスの中ではある程度友達関係が出来上がっていきますが、投稿していないAにとっては自分のクラスではあってもなじみのあるクラスではありません。2年生のときに校外研修に参加し、そのときは楽しそうに帰ってきましたが、その後糸が切れたようになり、学校へ行くことはありませんでした。

3年生になってからはまったく行かなくなりましたが、個人懇談はきちんと顔をだし、先生とも話をして帰ってきました。授業も終わった時間だったので、他の子に会わなくてすむからそれがよかったのでしょうか。

「修学旅行くらい行きたいな」と言っていましたが、体調不良を理由に欠席し、友達のお土産をおいしそうに食べていました。

本人にとっては、修学旅行にいけなかったことより、「就学旅行くらいは来いよな」という友達や先生からの重圧のほうがつらかったのではないかと思います。

親も気長に見守ろうと思って今まできたのですが、3年生になってやはり進路を考えることになり、「そろそろ決めたら・・・」という重圧を与えてしまったのではないかと思います。



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